結局、主人公に共感するところはありませんでした。
あと、都市生活者の田舎というか自然に対する
憧れをくすぐりすぎた作品、という気がします。
以前、田舎に住んでいた人の
体験談をネットでみたことがあって
「図鑑にも載ってない大きい虫が平気で家屋の中に進入してくる」
なんてのをみると、この番組で描かれた自然は、人間に対して
ヌルいというか甘いというか都合よく理想化されたというか。
あと、守るものが「自然」なのか「精霊」なのか
曖昧になってしまった印象があります。
「自然」が大事だから無駄な開発はやめよう、という話なら
ダム開発が妥当か否かを丹念に描くべきでしたし、
「精霊」を守りたいのであれば人前に堂々と精霊が姿を
表せば一発で最重要保護生物に指定されると思うのですが。
というか、この手の「自然vs人間」の番組で
自然側が激勝ちする例はかなり珍しい気がします。
イヌワシがいるみたいでダムが中止できて良かったですね、
という話では、イヌワシ(のようなダムを中止に追い込める生物)が
いない地域は救われませんね、と言っているような気もするのです。
つまり、一般論ではなく特殊な事例に過ぎない、と。
一般論として「自然を大切に」ということを語りたいのならば、
それは「特殊な生物がいなくても自然は大切だよね」でなくては
いけないし、ダム
建築の必要性はきちんと作中で語る必要がある
でしょう。
なお「ダム建築が不必要である」(例 : 見返りに次の選挙で組織票を)
なんて場合は、その
予算を大切に、という観点からでも不必要性を
明らかにすればいい話なので「自然を大切に」というテーマは
薄れてしまいます。
守るべき自然がそこに無くても、いらんダムはいらんのですから。
精霊が人間と渡り合えるほどそこそこ戦闘力を持っている、
というのもこのテーマを語るには邪魔なだけでしょう。
やはり、自然がなかろうと、異種族間闘争の話になりますので。
ちなみに、仮に「精霊が自然から力を得ている」のであれば
「人間に敵対する者に与する自然に存在価値なんかあるの?」
という方向に議論が行きそうな悪寒が。
「自分にしか感知できないが、確かにこの自然に力無き精霊がいる。
そのためにその棲みかである自然(山林)を守る必要がある。」
(ダム建築自体は妥当なものとする)
(当然、イヌワシ等のダムを中止に追い込める生物なんか居ない)
精霊を使うなら「力無き」存在でないと。この場合精霊にとっての
解決が難しいのが事実。というか、早めに情報を入手して
引越し先を決めておくしかないんじやないか、という気が。
要は
ゲゲゲの鬼太郎(第5期) 第19話の「河童池の相撲
大会」
に近いのですが。
あとは、地道に
勉強して国土交通省等、行政に携わる役人や
政治家になる位しか……
一本桜の精が妙な棒読みだと思ったら
元ちとせ。
テレビ公開処刑、なんて言葉が頭をよぎります。
池沼の水をナマで口にする調査員は何なの。
なにかと釈然としない2時間10分でした。
posted by コーライト at 00:12| 東京

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